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出光興産は日章丸事件等で世界のオイルメジャーと戦った唯一の日系企業? [国際情勢]



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◆出光石油の出自


出光佐三氏により創業された石油販売の日系企業であるが、

戦後、日本の石油市場を牛耳ろうとしていた米国系オイル

メジャーに対して唯一敢然と戦いを挑み、メジャーに牛耳ら

れない日経経営陣による経営路線を通してきたのが出光石油

なのです。


戦後の石油不足に音を上げた日系企業は次々と米国石油

メジャーの軍門に下りましたが、言い方を替えると『米国

メジャーの意のままに日本市場を明け渡した』とも言える

わけで、そのメジャー系の一つが今日の『昭和シェル石油』

なのです。


出光創業家が言う『企業文化が違う』というのは、この辺の

歴史的経緯と背景を指しているのですが、出光の中にもメジャ

ー系の意思を汲んだ人材が入り込んでいることが良く分か

りますね。


その位、TPPによる石油自由化の危機が日本に差し迫って

いるとも言えものですが・・・。



出光とシェルが対等合併発表の背景? TPPで原油が自由化される!
http://kagefumi811.blog.so-net.ne.jp/2015-11-12-5





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◆昭和シェルの親会社のロイヤル・ダッチ・シェルとは?


ダッチ=オランダ・・・冠にロイヤルがある通り、英国等の王室を

支える為の石油利権の企業である。


第二次世界大戦後から1970年代まで、世界の石油の生産をほぼ独占

状態に置いたセブン・シスターズ7社の内の一社である。


現在、売上高が世界2位の民間石油エネルギー会社であり、ヨーロッパ

最大のエネルギーグループである。


グループ企業は145の国に広がり、世界中に47以上の製油所と、4万店舗

以上のガソリンスタンドをグローバルに展開している。


ロイヤル・ダッチ・シェルの事業は、垂直統合で行っており、

探鉱 、生産、輸送、精製、販売までの事業を一括でしている。

また事業の多角化を早くから行っており、ロイヤル・ダッチ・シェル

は石油事業、ガス事業、石炭事業、化学事業、原子力発電事業、金属

事業など様々な事業を保有している。





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◆勇猛果敢だったイランとの取引と日章丸事件



【昭和偉人伝・出光佐三氏】
https://www.youtube.com/watch?v=KOKeeZIskrU



日章丸事件の主人公・出光佐三
https://www.youtube.com/watch?v=ty2lHQ08OQE




日照丸.jpg



三像.jpg



日章丸事件は、1953年(昭和28年)に起きた石油の輸入とそれに

付随した訴訟および国際的な衝突。


大英帝国の影響下にあったイランは、第二次世界大戦後独立して

いたものの、当時世界最大と推測されていたその石油資源はイギ

リス資本の元にあり、イラン国庫にも、国民にも利潤が充分に

回ら

ない状況にあった。その中で、イランは1951年に石油の国有化

を宣言。


反発したイギリスは、中東に軍艦を派遣し、石油買付に

来たタンカーの撃沈を国際社会に表明する。事実上の経済制裁・

禁輸措置を執行するイギリスにイランは態度を硬化させた。

これらはアーバーダーン危機と呼ばれ、戦争が近づきつつ

ある情勢となっていた。


一方、日本は、第二次世界大戦後はイギリスやアメリカなどの

連合国による占領を受け、占領終了後も両国と同盟関係にある

ために独自のルートで石油を自由に輸入することが困難であり、

それが経済発展の足かせとなっていた。


イラン国民の貧窮と日本の経済発展の足かせを憂慮した出光興産社長

出光佐三は、イランに対する経済制裁に国際法上

の正当性は無いと判断し、極秘裏に日章丸(タンカー・同名の船

としては二代目)を派遣することを決意。イギリスとの衝突を

恐れる日本政府との対立も憂慮し、第三国経由でイランに交渉者

として専務の出光計助を1952年に極秘派遣。


モハンマド・モサッデク首相などイラン側要人と会談を行う。


イラン側は、合意しても貿易できないでいる前例と当時中小企業

に過ぎなかった出光を見て初めは不信感を持っていたという。


長い交渉の末に合意を取り付け、国内外の法を順守するための議論、

日本政府に外交上の不利益を与えないための方策、国際法上の対策、

法の抜け道を利用する形での必要書類作成、実行時の国際世論の行方

や各国の動向予測、航海上の危険個所調査など準備を入念に整えて、

日章丸は1953年(昭和28年)3月23日午前9時、神戸港を極秘裏に

出港する。


イギリスを始めとする、連合国軍による占領下の日本において

連合国軍最高司令官総司令部によって義務付けられていた

正午報告(位置報告)に罰則規定が無いことを見つけ、

それらを行わず、航路も偽装してイギリス海軍から隠れる形で4月10日

イランに到着。


4月15日急ぎ石油を積んだ日章丸は、国際世論が注目する中、イランの

アーバーダーン港を出港。


浅瀬や機雷などを突破、イギリス海軍の裏をかき回避する事に成功し、

海上封鎖を突破して5月9日9時に川崎港に到着した。


英・石油メジャーのアングロ・イラニアン社(BPの前身)は、積荷の

所有権を主張して出光を東京地裁に提訴し、同時に出光に対する処分

圧力が日本国政府にもたらされた。


しかし、イギリスによる石油独占を快く思っていなかったアメリカ

合衆国の黙認や、喝采を叫ぶ世論の後押しもあり、行政処分など

は見送られた。

米国は石油利権を英国より奪いたかっただけで・・・その後・・・

メジャーは米国系となった。


英国の経済封鎖されたイランに誰も見向きもしなかったのですが、

ここに敢然と現れた日系の出光興産・・・・この時からイランの

親日は始まったのです・・・。





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◆出光創業家、昭和シェルとの合併反対 「企業体質異なる」


石油元売り二位の出光興産の創業家は二十八日、東京都内で開か

れた株主総会で、来年四月に予定する五位の昭和シェル石油との合併

に反対を表明した。


創業家は合併など重要議案への拒否権を発動できる三分の一を

超す33・92%の株式を保有する。反対の理由として企業体質

が異なることや、それぞれが親密なイランとサウジアラビアとの

対立を挙げた。両社の計画実現は不透明となった。


出光は二十八日、「グループの持続的な成長のためには、経営

統合は最善の策だ」として昭和シェルとの協議を予定通り進め

る方針を発表し、創業家を説得する考えを示した。


kage
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